RS232CをUSBに変換し、RS232C対応の装置とPCの間で通信するための手順のメモです。PC側では変換ケーブル(変換用IC)が仮装COMポートとして認識されます。
RS232Cとは
RS-232C (Recommended Standard 232 version C) とは、電子機器間でシリアル通信を行うための接続規格のひとつです。コンピュータのシリアルポートと周辺機器(プリンター、モデム、スキャナーなど)を接続する仕様として、かつては広く普及していた・・・とのことですが、RS232C搭載の実験装置はまだまだ現役で使われています。
PC側に装置毎の特別なドライバが不要なので、割と手堅い通信手段だと思います。
使用ケーブル
RS232C(D-sub 9ピン)-USB変換ケーブルを使用します。FTDI製のチップを使用したものが一般的です。いろいろなところから購入出来ます。
(2024/03/17 確認)
ドライバのインストール
FTDIのチップを使用している場合のドライバのインストール手順は以下の通り。
FTDI公式サイトからインストーラをダウンロードする方法
FTDIのウェブサイト > Drivers > VCP-drivers からOSに合わせたドライバを選択します。
Windowsの場合は、下図の赤丸を付けたリンクからインストーラをダウンロードして実行します。インストール後は再起動が必要なようです。
その他のインストール方法
各装置の制御ソフトウェア等をインストールする際に、一緒にインストールされることがあります。とりあえず、Arduino IDEを入れるのが手っ取り早かったです。
RS232C-USB変換ケーブルにインストール用CDが付属している場合は、それでもインストールできます。
通信の確認
Tera Termなどのターミナルソフトを使ってシリアル通信を確認できます。