RS232C-USB変換

実験装置
Published

2024-03-17

Modified

2024-03-17

RS232CをUSBに変換し、RS232C対応の装置とPCの間で通信するための手順のメモです。PC側では変換ケーブル(変換用IC)が仮装COMポートとして認識されます。

RS232Cとは

RS-232C (Recommended Standard 232 version C) とは、電子機器間でシリアル通信を行うための接続規格のひとつです。コンピュータのシリアルポートと周辺機器(プリンター、モデム、スキャナーなど)を接続する仕様として、かつては広く普及していた・・・とのことですが、RS232C搭載の実験装置はまだまだ現役で使われています。

PC側に装置毎の特別なドライバが不要なので、割と手堅い通信手段だと思います。

使用ケーブル

RS232C(D-sub 9ピン)-USB変換ケーブルを使用します。FTDI製のチップを使用したものが一般的です。いろいろなところから購入出来ます。

(2024/03/17 確認)

秋月電子のRS232C-USB変換ケーブル

秋月電子のRS232C-USB変換ケーブル

ドライバのインストール

FTDIのチップを使用している場合のドライバのインストール手順は以下の通り。

FTDI公式サイトからインストーラをダウンロードする方法

FTDIのウェブサイト > Drivers > VCP-drivers からOSに合わせたドライバを選択します。

Windowsの場合は、下図の赤丸を付けたリンクからインストーラをダウンロードして実行します。インストール後は再起動が必要なようです。

(2024/03/17 確認)

(2024/03/17 確認)

その他のインストール方法

各装置の制御ソフトウェア等をインストールする際に、一緒にインストールされることがあります。とりあえず、Arduino IDEを入れるのが手っ取り早かったです。

RS232C-USB変換ケーブルにインストール用CDが付属している場合は、それでもインストールできます。

通信の確認

Tera Termなどのターミナルソフトを使ってシリアル通信を確認できます。